2026-07-25#固定費見直し#AI#比較

ChatGPT・Claude・Gemini を比較——料金と得意分野、そして「やめやすさ」(2026年7月時点)

AIの月額を3つとも払い続けている人向けに、ChatGPT・Claude・Geminiの料金、モデルとモード、得意不得意、速さを2026年7月25日時点の各社公式ページで確認して並べた。順位はつけない。あわせて、他の比較記事があまり触れない「解約手順」「解約したら会話履歴やファイルはどうなるか」「アプリ内課金だとどこから解約するか」も公式の記載だけで整理する。Geminiはストレージと一体なので、やめ方に固有の注意点がある。

気づけば、AIの月額を2つも3つも払っている。仕事で使うから必要だと思っているし、実際どれも便利なのだが、毎月いくら出ているかと聞かれると即答できない。この記事では、ChatGPT・Claude・Gemini の3つを、料金・モデル・得意分野・速さで並べる。順位はつけない。使い方によって合うものが違うからだ。

そのうえで、比較記事があまり書かない部分にも踏み込む。やめたいと思ったとき、ちゃんとやめられるのか。やめたら、それまでの会話やファイルはどうなるのか。ここは実際に払っている人にとって、機能の差と同じくらい大事なところだ。以下の内容はすべて、2026年7月25日時点で各社の公式ページに書かれていることを確認して書いている。料金も仕様も変わるので、契約前には必ず公式で最新を確かめてほしい。

料金(2026年7月25日時点)

個人向けプランの月額。公式ページの表示価格
ChatGPTClaudeGemini
無料¥0$0¥0
入門Go ¥1,400(なし)AI Plus ¥725
標準Plus ¥3,000Pro $22AI Pro ¥2,900
上位Pro ¥16,800〜Max $110 / $220Ultra ¥14,500 / ¥32,000
表示通貨円建てドル建て円建て

まず気づいてほしいのが、一番下の行だ。ChatGPT と Gemini は日本向けページで円の金額が出るが、Claude はドル建てのまま請求される。Claude の料金ページには「10% JCT(日本の消費税)込み」と注記があり、$20のProは日本からだと$22と表示される。つまり Claude だけは、為替が動くと円で引き落とされる額も動く。同じ「月20ドルくらい」でも、家計簿の上での意味は少し違う。

もうひとつ、上位プランの幅が大きい。ChatGPT Pro は公式表示が「月額 ¥16,800 から」で、その上にドル建ての上位ティアがある。Gemini の Ultra も 5倍枠が ¥14,500、20倍枠が ¥32,000 と二段構えだ。ここまで来ると、月額というより設備投資に近い。

年額割引・学割・家族共有

割り引く手段があるかどうか。「なし」は公式に記載を確認したもの
ChatGPTClaudeGemini
年額割引なし(公式明記)あり($200/年=実質$17/月)あり(最大16%)
学割確認できずなし(公式明記)過去にあり・2025年10月6日で終了
家族共有なし(個人向け設計と明記)なし(アカウント共有は規約違反)あり(自分を含め最大6人)

ここは実際に金額が変わるので、意外と効く。ChatGPT は公式ヘルプに「現在、年額請求や複数月分の前払いには対応していません」とはっきり書かれていて、Go・Plus・Pro のどれにも年額プランがない。毎月きっちり同じ額が出ていく。一方 Claude は年払いで実質2割ほど安くなり、Gemini は年額で最大16%引き、さらに家族6人まで共有できる。

ただし Gemini の家族共有には但し書きがある。公式ヘルプは「ファミリーグループのメンバーは、一部のAIの特典と機能を追加料金なしでご利用いただけます」という書き方で、契約者本人と同じことが全部できるとは書いていない。家族で割る前提で選ぶなら、使いたい機能が共有対象かどうかを先に確かめたい。

モデルとモード(何が使えるか)

2026年7月時点で各社が公開しているモデルと、代表的なモード
ChatGPTClaudeGemini
主なモデルGPT-5.5 Instant / GPT-5.6 Sol・Terra・LunaHaiku 4.5 / Sonnet 5 / Opus 5 / Fable 5Gemini 3 Pro / 3.1 Pro / 3.6 Flash / Deep Think
直近の世代交代GPT-5.5:2026年4月23日
GPT-5.6:2026年7月9日
Fable 5 が最上位Gemini 3:2025年11月18日
3.6 Flash:2026年7月21日
画像生成ありなしあり
音声あり(無料でも使える)ベータ扱いあり
Web検索ありありあり(自社検索と直結)
自律作業モードエージェント:Plus 月40回 / Pro 月400回ありDeep Research など

表で一つ目立つのが、Claude には画像生成が無いことだ。公式ヘルプが「Claudeは画像生成ツールのように写真やイラストを生成しません」と明言している。図やチャートをHTMLやSVGで描くことはできるが、いわゆる画像生成とは別物だ。ChatGPT や Gemini に絵を描かせて楽しんでいる人が Claude に乗り換えると、ここで戸惑うことになる。

音声も差がある。ChatGPT は無料プランでも音声で話せる(ただし無料と Go は同じ上限)。Claude の音声モードは公式が今もベータと位置づけていて、英語以外の言語サポートもベータ扱い。しかも Claude Code や Cowork では音声モード自体が使えず、音声入力だけという制約が明記されている。

検索は3社とも持っているが、Gemini だけは事情が違う。Google 自身の検索インデックスに直結する仕組み(Grounding with Google Search)を公式ツールとして提供している。検索エンジンを自社で持っているのは3社の中で Google だけで、これは機能の優劣というより構造の違いだ。

速さについて、正直に書けること

「どれが速いか」は誰もが気にするところだが、3社を同じ条件で並べた公式の速度比較は存在しない。各社が自社の中で「これが高速版」と示しているだけだ。ChatGPT には GPT-5.6 Luna(同ファミリーで最速・最安と説明)、Claude には Haiku 4.5(公式の比較表で latency が Fastest)、Gemini には Flash と Flash-Lite がある。

第三者の測定サイトはあるが、測定日と条件によって数字が変わるうえ、そもそも各社がモデルを頻繁に入れ替える。ここで「◯◯が一番速い」と書いてしまうと、来月には嘘になる。実感として体感差が気になるなら、無料プランで同じ質問を投げて比べるのが一番確かだ。3社とも無料で試せる。

やめやすさ——解約の手順

ここからが、このサイトの本題だ。まず公式サイトで契約した場合の解約手順を並べる。

公式サイト(Web)で契約した場合の解約手順
ChatGPTClaudeGemini
手順プロフィールアイコン →
Settings → Billing →
「Cancel plan」の Cancel
左下のイニシャル →
Settings → Billing →
Cancel
one.google.com → 設定 →
「メンバーシップを解約」→
もう一度クリックして確定
ステップ数443
引き止め画面公式に記載なし公式に記載なし公式に記載なし
いつ止まるか次回請求日の翌日から。
24時間前までに操作
請求期間の終わりまで使える。
24時間前までに操作
請求期間の終わりまで使える
返金原則なし(EU・UKは14日以内按分)原則なし(EEA・UKは14日以内)原則なし(例外はイスラエルのみ)

手順そのものは3社とも素直で、数クリックで終わる。引き止め画面については、3社とも公式ヘルプに記載がなかった。実際の画面に何が出るかまでは公式テキストからは分からないので、ここは「無い」とは書けない。あくまで「公式には書かれていない」ということだ。

返金は3社とも原則なしで揃っている。Claude の規約には EEA・UK が14日以内、ブラジル・メキシコ・韓国・台湾が7日以内という法定の例外が列挙されているが、日本についての記載は見当たらなかった。日割りで返ってくることを期待して月の途中で解約する、という考え方は3社ともしない方がいい。

やめたら、それまでのデータはどうなるか

実はここが、一番はっきり差が出た部分だった。

有料プランを解約した後、それまでのデータがどう扱われるか
ChatGPTClaudeGemini
会話履歴残る(無料プランに戻るだけ)公式に記載なし公式に記載なし
作ったものカスタムGPTは使えるが
編集できなくなる
Projectsは無料でも5件まで記載なし
ファイル残る(削除しない限り)記載なしDrive等は2年以上保持。
ただし下記の注意
アカウント削除別操作(30日以内に削除)別操作(先に解約→期間終了後)別操作

ChatGPT はここが一番親切だった。公式の保持ポリシーに、チャットは手動で削除するまで残ること、プロジェクトは無料プランでも使えること(ファイル上限は減る)、カスタムGPTは解約後も使えるが編集と新規作成ができなくなること、が個別に書かれている。つまり解約してもデータは消えず、無料プランに格下げされるだけという理解でよい。

一方 Claude と Gemini は、解約した後に会話履歴がどうなるかを明言した公式ページが見つからなかった。Claude はアカウントを削除した場合については「永久的で、保存済みチャットに二度とアクセスできなくなる」と書いているが、解約だけした場合の記載はない。Gemini も、保存ファイルの話はあっても Gemini 内の会話や Gem がどうなるかは書かれていない。おそらく残るのだろうが、公式に書かれていない以上、ここで「残ります」と断言はできない。大事なやりとりがあるなら、解約前に手元へ書き出しておくのが安全だ。

Gemini だけにある、やめるときの落とし穴

Gemini の有料プランは、Google One のストレージと一体になっている。AI Plus で400GB、AI Pro で5TB という具合だ。ここに、他の2つには存在しない注意点がある。

解約して無料の15GBに戻ったとき、保存しているデータが15GBを超えていると、Gmailの送受信ができなくなる。

これは推測ではなく、Google の公式ヘルプに書かれていることだ。保存容量の上限を超えた状態になると、メールの送受信ができない、Googleドライブへの新規アップロードや同期ができない、Googleフォトのバックアップができない、といった制限がかかる。保存済みのデータ自体は2年以上保持されるとされているが、超過した状態が2年以上続くとアカウントのコンテンツが削除される可能性があるとも明記されている。

つまり Gemini をやめるときは、「AIを使わなくなる」だけでは済まないことがある。写真やメールをGoogleに預けている人ほど、解約前に自分の使用容量を確認しておきたい。逆に言えば、AI部分に興味がなくなってもストレージだけは有料で残すという選択肢が Gemini にはある。これは他の2つには無い分岐だ。

アプリで契約した人が、一番つまずくところ

3社に共通する落とし穴がある。iPhoneやAndroidのアプリから契約した場合、サービス側の設定画面には解約ボタンが無い。Apple や Google のサブスクリプション管理画面から解約する必要がある。これは3社とも公式ヘルプに書かれている。

とくに注意したいのが ChatGPT の記載だ。OpenAI の公式ヘルプには、App Store や Google Play で契約した場合、OpenAIのアカウントを削除してもその課金は解約されないと明記されている。「もう使わないからアカウントごと消そう」とした人が、アカウントを失ったうえに課金だけ残る、という最悪の順序があり得るということだ。課金を止めたいだけなら、アカウント削除ではなく先に解約する。それも、契約した窓口で。

  • まず「自分がどこで契約したか」を思い出す(ブラウザか、iPhoneアプリか、Androidアプリか)
  • ブラウザで契約したなら、各サービスの設定 → Billing から解約する
  • iPhoneアプリで契約したなら、iPhoneの「設定」→ 自分の名前 →「サブスクリプション」から解約する
  • Androidアプリで契約したなら、Google Playの「定期購入」から解約する(アプリを消しても解約にならない)
  • 解約できたか、次の請求日までに一度確認する

無料プランで足りてしまう人

正直に書くと、3社とも無料プランがかなり使える。調べ物に週に何回か使う程度なら、お金を払う理由は薄い。

  • 使うのが週に数回で、長い文章や大量のファイルを扱わない
  • 仕事ではなく、個人的な調べ物や下書きが中心
  • 画像生成が目的なら、ChatGPTかGeminiの無料枠でまず様子を見る
  • 3つとも契約しているが、実は同じことを聞いているだけだと薄々気づいている

ただし、無料プランには共通の弱点がある。3社とも「1日に何回使えるか」という実数の上限を公表していない。ChatGPT と Gemini は「標準の2倍」といった相対的な倍率でしか説明せず、Claude に至っては有料プランでも具体的なメッセージ数を出していない。だから「無料でどこまでいけるか」は、実際に使ってみて上限に当たるまで分からない。逆に言えば、上限に当たって困った回数が、有料に移る本当のタイミングだ。先回りして払う必要はない。

3つとも契約している人が、1つ減らすなら

3つ払っているなら、月に7,000円前後、年に8万円を超えている可能性がある。減らすかどうかを考えるとき、機能の優劣で悩むと決まらない。重なっている部分から見た方が早い。

  • 文章の下書き・要約・翻訳は3社ともできる。ここだけが目的なら、3つは要らない
  • 画像を作りたいなら、Claudeにその機能は無い(公式明記)。画像目的でClaudeを契約しているなら見直しどころ
  • Googleフォトやドライブに大量に預けているなら、Geminiは「AI」ではなく「ストレージ」の契約として残る意味がある
  • 毎月きっちり同じ額を減らしたいなら、年額割引の無いChatGPTは月額のまま止めやすい(縛りが無いのは、やめる側から見ると利点だ)
  • 逆に、使い続けると決めたものは年額に切り替えると安くなる(ClaudeとGemini)

どれか一つに絞る必要はないし、絞るのが正解でもない。3つとも仕事で回っているなら、8万円は妥当な投資かもしれない。大事なのは、いくら払っているかを知ったうえで選んでいる状態になることだ。金額を把握せずに払い続けているなら、それは選んでいるのではなく、止めていないだけになる。

契約しているものを一度並べて年額を出したいときは、サブスク棚卸しダッシュボードが使える。それぞれの解約手順を先に確認しておきたいなら、ChatGPT PlusClaude ProGoogle AI Pro(Gemini)の各ページにまとめてある。この記事には広告・アフィリエイトのリンクは含まれていない。3社のどれかに登録してもこちらの収益にはならないので、順位をつけない書き方をしている。

料金も機能も、この分野は3か月あれば変わる。ここに書いた数字は2026年7月25日に各社の公式ページで確認したものだが、契約する前には必ず自分の目で最新を確かめてほしい。

よくある質問

ChatGPT・Claude・Gemini の料金は、2026年7月時点でいくらですか?

個人向けの標準プランは、ChatGPT Plus が月額3,000円、Claude Pro が月$22(消費税10%込みのドル建て表示)、Google AI Pro(Gemini)が月額2,900円です。その下に ChatGPT Go 1,400円、Google AI Plus 725円という入門プランがあり、Claude には入門プランがありません。上位は ChatGPT Pro が16,800円から、Claude Max が$110/$220、Gemini Ultra が14,500円/32,000円です。ChatGPT と Gemini は日本向けページで円の価格が表示されますが、Claude はドル建てのまま請求されるため、為替で円換算額が動きます。いずれも2026年7月25日時点の公式ページの表示です。

年額プランや学割、家族共有はありますか?

ChatGPT は公式ヘルプに「年額請求や複数月分の前払いには対応していない」と明記されており、Go・Plus・Pro のいずれにも年額プランがありません。Claude は年払いで$200/年(実質$17/月)になります。Gemini は年額で最大16%引きです。家族共有は Gemini のみ対応で、自分を含め最大6人まで共有できますが、公式ヘルプは「一部のAIの特典と機能」と書いており、契約者本人と全く同じことができるとは書かれていません。学割は Claude が「割引価格は提供していない」と明記、Gemini の学生向け無料特典は2025年10月6日で終了、ChatGPT は現在有効な個人向け学割の公式ページを確認できませんでした。

解約したら、それまでの会話履歴やファイルは消えますか?

ChatGPT については、解約してもデータは消えず無料プランに格下げされるだけ、と公式に書かれています。チャットは手動で削除するまで残り、カスタムGPTは引き続き使えますが編集と新規作成はできなくなります。一方 Claude と Gemini は、解約後に会話履歴がどうなるかを明言した公式ページが見つかりませんでした(アカウントを削除した場合の説明はあります)。おそらく残りますが公式の記載がない以上断言はできないため、大事なやりとりがあれば解約前に手元へ書き出しておくのが安全です。なお3社とも「解約」と「アカウント削除」は別の操作です。

Gemini を解約するときに、特に気をつけることはありますか?

Gemini の有料プランは Google One のストレージと一体になっているため、解約すると保存容量も無料の15GBに戻ります。Google の公式ヘルプによると、保存データが上限を超えた状態になると、Gmail の送受信ができない、Google ドライブへの新規アップロードや同期ができない、Google フォトのバックアップができない、といった制限がかかります。保存済みデータ自体は2年以上保持されるとされますが、超過状態が2年以上続くとコンテンツが削除される可能性があるとも明記されています。解約前に自分の使用容量を確認してください。逆に、AI機能が不要になってもストレージだけ有料で残すという選択肢もあります。

スマホアプリから契約した場合、どこから解約すればいいですか?

3社とも、アプリ内課金で契約した場合はサービス側の設定画面に解約ボタンがなく、Apple または Google のサブスクリプション管理画面から解約する必要があります。iPhone なら「設定」→自分の名前→「サブスクリプション」、Android なら Google Play の「定期購入」からです。アプリをアンインストールしても解約にはなりません。特に注意したいのは、OpenAI の公式ヘルプに「App Store や Google Play で契約した場合、OpenAI のアカウントを削除してもその課金は解約されない」と明記されている点です。課金を止めたいだけなら、アカウント削除ではなく、契約した窓口で解約してください。

結局、どれが一番速くて性能が良いのですか?

3社を同じ条件で並べた公式の速度比較や性能比較は存在しません。各社が自社ラインナップの中で「これが高速版」と示しているだけで、ChatGPT には GPT-5.6 Luna、Claude には Haiku 4.5、Gemini には Flash と Flash-Lite があります。第三者の測定サイトはありますが、測定日や条件で数字が変わり、各社がモデルを頻繁に入れ替えるため、断定すると短期間で不正確になります。3社とも無料で試せるので、自分がよく使う種類の質問を同じ文面で投げて比べるのが最も確かです。なお機能面では、Claude には画像生成機能がないことが公式に明記されています。

シェア:XLINE
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